我が家の2世代、ヤマハ体験記です。こんな人にオススメ。
・ヤマハ幼児科に入ろうか悩んでいる
・幼児科やジュニア専門コースに興味がある
・幼児科に通っていた人の話が気になる
我が家の状況は下記の通り。
・上の子 2歳のぷっぷるコースからスタート、幼児科2年目で挫折。
・私(母) 幼児科1年目からヤマハスタート、ジュニア専門コースへ進み、その後個人の先生へ。今では家でたまに電子ピアノを弾く程度のただの一般人です。
ヤマハをはじめたきっかけ
今はそこそこ協力してくれるようになりましたが、上の子が1~2歳のときは夫は土日寝てばかりで、平日土日もワンオペでした。
今でもよく寝る夫なんですが…
土日に、こどもと2人で時間を持て余していたため、どこか定期的に通うところが欲しかったので、その候補としてヤマハを選びました。
・音楽を好きになってほしい
・自分と同じように絶対音感を身に着け、色んな楽器を楽しめるようになってほしい
・音楽を楽しめれば人生の幅が広がる
といった想いがありました。
今思えば、他の音楽教室の体験をしてみてもよかったのですが、私がヤマハ育ちのため、とくに他と比較せず、ヤマハ一択で習い始めました。
ヤマハジュニア専門コース育ちの私の話
ジュニア専門コースの練習時間は?
私も幼児科1年目(年中さん)からヤマハをはじめ、小1からジュニア専門コース⇒中学受験のため、ヤマハから個人の先生に変更し、小5から高2くらいまで個人の先生に習っていました。
ジュニア専門コースとは…
1975年のコース開設以来、数多くの音楽家(ピアニスト、作編曲家…)を輩出してきたヤマハ音楽教室における特別なコースです。
さまざまな音楽学習や音楽体験が可能なグループレッスンと、一人ひとりに対応した個人レッスン。
ヤマハ音楽教室 ジュニア専門コース
2つのレッスンを併用する理想的なレッスン形態と、長年のノウハウを元に作られたカリキュラムにより、個々の持っている音楽性を最大限伸ばし、創造的で豊かな演奏表現力を育みます。
個人レッスンとグループレッスンが週1回ずつあり、週2回ヤマハに通っていました。
どちらも同じ先生でしたが、めちゃめちゃ厳しい先生で、個人レッスンのときはだいたいいつもしごかれて泣いてました。
個人レッスンは毎週憂鬱でしたが、ピアノは好きだったし、グループレッスンは上手なお友達と一緒に弾けるのがたのしかったです。(自分だけのレベルよりも演奏が格段にレベルアップするので…!)
練習時間はうまい子だと毎日4~5時間練習していたと思います。私は最低1時間、気分が乗っているときは2~3時間くらいだったと思います。
親に口出されるのは嫌だったので、一人で練習していました。
ジュニア専門コースでは作曲もするのでそれも大変でしたが、自分で考えたモチーフを、先生がアレンジを立派な曲にしてくれました(笑)
幼児科のときの練習時間や練習方法は全く記憶にありません…
ジュニア専門コースの中では落ちこぼれでしたが、学校のクラスの中では1番か2番くらいに上手いといったレベルです。
ジュニア専門コースを離脱後…
ショパンのワルツやエチュード、ベートーヴェンソナタなどを弾き、ピアノは好きだったのでずっと続けていましたが、コンクールに出ても参加賞レベル…(笑)
低学年くらいのときの将来の夢は「ピアニスト」でしたが、小学校高学年~中学くらいで自分はプロを目指すほど才能はないということに気づき、別の道を目指しました。
専門コースで同じクラスだった子の一人は、今はシンガーソングライターとして活躍している子もいます。レベルが違いすぎる…
中学高校の部活や、大学のサークルでは音楽系のものに入り、ピアノ以外の楽器を演奏していましたが、ピアノ経験があったため、他の楽器も人より苦労せず弾くことができました。
プロを目指すほどではないにしても、自分で楽器を弾いたり、人と一緒に演奏することの楽しさは何にも代えがたいものです。
小さいころからずっとピアノを習わせてくれた両親には感謝しているので、自分自身の子どもにもピアノ(ヤマハ)を習わせたいなと思っていました。
今思えば、ピアニスト以外にも音楽に関わる道はあったのですが、演奏者以外の選択肢を知らなかったので、だんだん音楽の道からそれていきましたが、それ以外の選択肢を知っていたら私自身もっと違う人生もあったなぁと思うところです。
子どもたちには、「好き」を仕事にする方法はいくらでもあることを伝えたいと思ってます。
今でも、簡単なものなら初見で弾いたり、聞いた曲を耳コピしてピアノで伴奏つきで弾くことができるので、子どもの好きな曲を弾いて一緒に歌って楽しんだりしています。
ヤマハ幼児科コース 保育園児の練習の壁
電子ピアノ(クラビノーバ)を購入
2歳のぷっぷるコース、3歳のおんがくなかよしコースは楽しく通っていた上の子ですが、4歳幼児科1年目となり本格的に弾く練習が始まりました。
それまでは家にミニピアノしかなかったのですが、幼児科1年目でそろそろ家での練習が必要になってきたため、電子ピアノを購入。
Korg タイニーピアノ は鍵盤数は少ないですが、片手で弾くには十分でした。
マンション住まいのため本物のピアノはおけませんが、よりピアノに近い電子ピアノにしたかったので、このようなクラビノーバ(20万円)を購入しました。
ピアノを続けてほしいという勝手な想いがあり、購入してしまいましたが、もっと数万円くらいで買える電子ピアノでもよかったかと思います。
私がピアノを弾くのでまだよかったですが、完全に子どものために買ってしまい、すぐに使われなくなったときは悲惨です…
共働きでのピアノの練習時間確保の難しさ
幼児科1年目は、右手だけだったのでなんとかついていけていました。
ピアノで練習することができなくても、お風呂で楽譜をラミネートしたものを持ち込んで、エアピアノで練習したり、寝る前にエアピアノで練習したりしていました。
自分からは練習したがらないので、なんとか練習させるのに一苦労でした。
しかしそんな中、幼児科1年目の終わりからコロナの影響でしばらくレッスンがお休みに…
レッスンがないので、さらに練習しなくなってしまい、レッスンが再開した6、7月頃には家で練習していた子とそうでない子の差が開いてしまっていました。
それでも、夏以降なんとか続けていましたが、レッスンについていけないのでだんだんつまらなくなってきたようでした。
右手はメロディーなのでまだ練習していましたが、左手を練習するのが嫌いで、なかなか両手で弾くことができずだいぶ苦戦していました…。
両手で弾けるようになってからが楽しいところなんですけどね…
また、下の子がいるので、(パパになついていないので)家においていくと泣くのでおいていけず、でも一緒に連れていくとレッスン中に飽きてしまいます。
ぐずる下の子を連れて部屋の外に出てしまうと、上の子は一人でレッスンを受けられず、「早く戻ってきて!」の合図を送ってくるし、私一人での対応はかなり大変でした。
そして、ヤマハをやめるちょっと前(秋頃)から、レゴスクールに通いだし、そちらにハマって楽しくなったので、ヤマハかレゴスクールかの選択により、子ども自身が「ヤマハをやめて、レゴスクールを続けたい」ということになりました。
それまでに何度か辞める気配を出していたので、先生から引き留められることもなかったです…
練習しない子を練習させる大変さ、下の子を一緒に連れてく大変さが相まって、子どもがどうしても辞めたいというよりは、私が大変になり他の習い事との兼ね合いで、やめる結果となりました。
時短とはいえ、私が平日夕方まで働いているので、練習はどうしても夕飯の後くらいしか時間が取れず、DWEやZ会などの通信教材もやっていたので、ピアノの練習時間を捻出するのが難しかったということもあります。
自分から進んで練習する子ならよかったのですが…
ヤマハを始めたばかりのころはあわよくば「自分と同じジュニア専門コースに」…と思っていましたが、毎日1~2時間の練習を必須とするジュニア専門コースは夢のまた夢…という感じでした。
せめて絶対音感と譜読みくらいは…と思いましたが、それも無理でした…!
ヤマハ幼児科2年目で楽になったという方もいらっしゃいます。
「練習は基本的に自分でやってくれるし、レッスン中も私が下の子をあやして後ろの方に行ってても全く問題なく一人でやってる。ホームワーク(書き物)も自分で気がついてやってる。」
とのこと。
お子さんが成長すれば楽になることもあるので、お子さんに続ける意思があれば見守ってあげれると良いですね。
まとめ
しばらくピアノに触れない期間もありましたが、今は小学生になって、「ネコふんじゃった」や好きな曲のメロディーをたまに自分から練習しています。
目標としていた絶対音感は身についていないようなので残念ですが、相対音感くらいはついているのかな…?
2歳からヤマハに通っていたおかげか、歌を歌うことは大好きなので、私がピアノを弾いて、一緒に歌うことも多々あります。
自分自身で「ピアノを習って上手になりたい!」と言い出したときは、また検討したいなと思います。
以上、我が家のヤマハについての実体験でした。
ヤマハを辞めてからは、親としても気が楽になりました!
小1の壁もあったので、なかなかピアノを続けるのは難しかったのではないかと思っています…。
ヤマハを検討されている方は、下記のポイントをぜひ参考にしてください。
・ヤマハ幼児科コースは毎日の練習が必須
・レッスンに付き添いが必要なので、下の子がいると大変
・親にも続けさせる覚悟が必要!
・ピアノを購入する際は、長く続けられそうかをよく見極めてから…!
まだよくわからないうちはレンタルという手も。
上の子がハマっているレゴスクールお話しはこちらです。
小1の壁のお話しはこちら。
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