一般的な小1の壁と、今年(2021年)小学校入学した子を持つ私の対策・感想をご紹介します。
【我が家の前提条件】
- 公立小学校、公立学童、週2で英語学童
- 私(母親)は時短を継続中
- 私は必要に応じて、在宅勤務や途中抜けができている
- 夫は完全在宅(部屋から一歩も出てこないので、いないのとほぼ一緒)
- 実家・義実家は遠方(1時間以上)のため、サポートなし
中にはもっと大変な条件の方もいるかと思うので、ある程度、恵まれた環境とは思います。
小学校入学により、大きく環境が変わる
登校は単独?集団?
我が家の地区では、とくに集団登校のグループなどはなく、慣れるまでは学校まで一緒に行っていました。だんだん行く距離を短くして、6月からは一人で行けるようになりました。
私と一緒に出ると少し遅めになってしまうことも、一人で行くようになった要因の一つだと思います。
事前に家の近い子と一緒に行けるように親が根回ししておく(集団登校の慣習があるかどうか確認)か、一人でも行けるように練習することが大事です。
慣れるまでは親にも子どもにも負担となるので、交通ルールをよく確認し、危ないところなども親子で話し合いながら、入学前から練習しておくと良いですね。
活動から学習へ
保育園は活動が中心ですが、学校は机に座った授業がメインになります。
我が家は、モンテッソーリ教育の保育園に通っていたので、集中して「おしごとをする」という習慣づけができていたので、比較的学校スタイルにはなじみがはやかったと思います。
机に座って、集中して人の話を聞く習慣をつけておきましょう。
朝は保育園時代よりも遅く、帰りの時間は早い
保育園時代は朝は7時から、夜は19時過ぎまで延長することができたのが、学童になると、朝は8時から、夜も延長しても18時まで(※学童による)と、保育園時代より預けられる時間が早くなります。
そのため、
- 親が出かけたあとに一人でカギを閉めて出かける
- はやい時間に一人帰りしてお留守番させる
- 18時までにお迎えに行く
などの対応が求められます。
我が家は、朝は私が同じ時間に出かけられるので良いですが、両親共に朝はやく出かけてしまうおうちは、かなり厳しいですよね。
どうしても1人で出かける必要がある場合は、入学前から時計をしっかり読めるようにする(またはアラームをかける)、カギをきちんとかけて出かける練習をすることが求められます。
我が家では、私が時短延長で対応中ですが、残業で遅くなるときもあり、17時に一人帰りをしてもらい、30分くらい一人でお留守番してもらったりしています。
前もって時短延長を選択してよかったと思っています。
慣れるまでは学童のお迎えに行っていましたが、学童での様子を学童の先生に教えてもらえたので、お迎えはしばらくいっていてよかったです。(今でもたまに行けるときは行きます)
留守番をすることがある場合は、カギをあけて、きちんとしめる練習をしたり、留守中のインターホンがなったときの対応、なにかあったときの対応について親子で話し合っておきましょう。
カギを持たせる場合のキーケースは、我が家は下記を使っていてとてもオススメです☆彡
我が家は子どもの安全をGPSと見守りカメラで、見守っています。(詳細はまた別の記事で…)
保育園のように両親が働いている家庭ばかりではない
保育園時代は、両親が働いている子どもばかりで、両親共に家にいないから保育園に通っているという子が多かったと思います。
小学校に入ると、専業主婦や短い時間で働くお母さんがいる家庭もあり、友達は放課後友達同士で遊んでいるのに自分だけ学童に行かなければいけない、ということが嫌になる子もいます。
1年生のうちはまだよいかもしれませんが、だんだん大きくなって子供たちだけで公園に遊びに行ったり、ちょっとした買い食いをしたり…などをするようになると、学童組はその輪に入れず悲しい思いをする可能性があります。
親としては全然その輪に入ってくれなくて構わないのですが、子どもに「仲間外れにされるのが嫌だから行きたい!」と言われたら、ちょっと考えちゃいますよね…
我が家の場合は、今のところ毎日楽しく公立学童と英語学童の二か所に通ってくれています。
英語学童は費用も高いので「嫌だったらやめてくれて全然かまわないよ」と伝えていますが、友達と会えるのが楽しいようです。
我が家はたまたま馴染んで通うことができていますが、お子さんが楽しめる学童に巡り合えるのが一番良いですよね…!
公立学童だけでなく、民間学童をいろいろ見学したりして、親子で納得のいくところを探せると良いでしょう。
小学校ならではのタスクが増える
小学校からの宿題
我が家が通っている学校では今のところ、下記のような宿題がでています。
- こくご・さんすうプリント:毎日1ページずつ
- おんどく:毎日
- パソコンでアンケートに答える程度の簡単なもの:週1(最近はなくなりました)
学校によってもっと多いところもあるかもしれません。
宿題すべてを親がフォローしようとすると大変です。
我が家は、宿題は基本的に学童でやってくるように言っています。保護者サインが必要なので学童でやったのを確認してサインしています。
「時間がなくてできなかった」というときは帰ってきてからやります。
音読だけは学童でちゃんとやったのか怪しいので家で一回は読んでもらっています。
我が家では、入学当初から
「宿題を忘れても自分の責任だからね」
「宿題を忘れてもお母さんは困らないから。困るのは自分だよ」
といった話をしていました。
朝宿題をやっていないことに気づいて、まずいと思ったのか、私はなにもいっていないのですが
「これやらなきゃいけないの…」と泣きべそをかきながら、やっていたこともありました。
おんどくは毎日やらなきゃいけないようですが、我が家は毎日はできず「まいにちやりましょう」と先生のコメントを何度もいただいております…
持ち物のフォローが必要
小学校の持ち物は非常に多いので、一人で全部したくするのが慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
それを毎日フォローするとなると、親も大変です。
我が家は、入学したときから全部一人でしたくをしているので、親の負担はありません。
宿題や持ち物に関しては、
- こどもに任せる(親が必要以上に世話を焼かない)
- 忘れ物をしてもこどもの責任
という心構えも大事です。
上履きを忘れたときは、保育園のように代わりのものは貸してもらえないので、
土を落として靴のまま入ったようです…
忘れ物をしないためには、こういったアイテムを取り入れても良いと思います。
学校の行事はほぼ平日
入学式のときに配られたプリントで、一週間後の保護者会のお知らせを配られました…!
私の場合、たまたま都合をつけることができましたが、1週間前に言われても休めない方もいらっしゃると思います。
小1の壁の「洗礼」と感じる方も多いのではないかと思います。
参加したときは、おそらく全員参加していて、中には父親が参加の人もいたので、夫婦で相談してなんとか都合をつけてきたという方がほとんどのようでした。
- 保護者会(平日昼間)
- 面談(平日夕方)
- 学校公開(平日&土曜)
とこの3か月で立て続けにイベントがありました。
スクールゾーン当番や、巡回当番というものもあったりします。
都合をつけるのが大変な方も多いのではないでしょうか。
時間休や半休、在宅勤務やフレックスタイムなどのフレキシブルな対応ができる職場だと助かります。
PTAや、執行部のお仕事
6年間で1回は必ずやらなければいけないという学校も多いかと思います。
働いていてもできます!と言われるので逃れるすべはありません。
上記の、一番最初の保護者会で役員が決まりました。
比較的負担の少ないであろう1年生のうちにやっておこうと思う方が多いため、希望者でじゃんけんになり、スムーズに決まりました。
私は今回手を挙げなかったので、いつかは覚悟をしなければいけない時がくるかと思います…
小学校ならではの準備物が多い
小学校入学したての数か月は、入学時に準備したものとは別に、次から次へと新しい準備物を求められます。
一つ一つに名前をつけなければいけないので大変です。
- マスクケース
- 鍵盤ハーモニカ
- 雑巾、洗濯ばさみ
- おりがみ
- プールの準備(水着、帽子、ビーチバッグ、ゴーグル)
などが我が家がここ2~3か月で、学校から言われて用意したものです。
マスクケースは給食が始まってから急にいると言われて、「前もって教えてくれよ…」と思いました。
小学生ママへの会社の対応
配慮のあった保育園時代と、会社の対応が変わってきている可能性があります。
時短が選択できない
法律で決められている時短制度は
3歳に満たない子どもがいる場合、労働時間を6時間に短縮できる
というものです。
それ以外の対応は、会社によって対応が分かれるところで、下記のような様々な対応があると思います。
- 法律と同様、3歳以降は時短が取れない
- 保育園卒業まで時短が取れる
- 小学校低学年まで時短が取れる
- 小学校卒業までは時短が取れる
- 希望すれば、誰でも時短が取れる
勤め先の会社が1.2.のような対応の場合、
- 時短継続を会社に交渉する
- 時短継続のため、契約社員となる
- 転職をする
- 会社を辞める
といった選択を迫られることとなります。
これに関しては、はやめに勤め先の現状を把握し、手遅れになる前に先手を打っておくことが大切です。
もし、会社をやめるしか選択肢がないと思っている方は
- 転職サイトにまず登録してみる
- 転職エージェントに相談してみる
- 在宅ワークができないかを検討してみる(例えばクラウドワークスなど)
なども、考えてみてはいかがでしょうか。
おすすめの転職サイトはこちら!
責任のある仕事が付いて回る
こどもが小学校に入学したということは、仕事復帰から4~5年が経過しているはずです。
復帰したてのときは周りが配慮してくれたかもしれませんが、いつまでも配慮してもらえるわけではないかもしれません。
子どもの病気での呼び出しや、保育園・学校の行事で、時間が取られる一方、仕事でも、後輩・部下の育成などや、他の人と同じ成果を求められ、外せない仕事の割合が増えてきている可能性があります。
もしくは、子どもに時間を取られるせいで、いつまでも重要な仕事を任せてもらえず、雑用などの仕事しかさせてもらえないといった人もいるかもしれません。
引き続き、会社や周りの人の理解を得る必要があります。
- 上司や周囲の人に、自分の状況を常に伝えておく(ただし、子ども自慢はしない)
- 自分しかわからない仕事をつくらない
- 余裕があるときには周囲の人を手伝い、つねに良好な人間環境を築いておく
- ときには陰口を言われても気にしない強さ
といったことが必要になります。
保育園ほどのバックアップがなくなる
保育園時代は、保育園が全力で働くママをサポートしてくれる存在だったと思いますが、小学校へ上がるとそうではなくなります。
毎日お迎えに行くときに保育園での様子を教えてもらったり、
連絡事項があればプリントだけではなく口頭でも伝えてもらえたり、
子どものことで相談させてもらったり、
急な残業にも対応してもらえたり…
そういったことが小学校ではできなくなり、
連絡は、こどもからの話と配布されるお手紙のみ
となります。
連絡帳はありますが、我が家はまだ一度も使っていません。
学校から親へのサポートは一切なくなり、学校からの要望(準備物の対応、学校行事など)も多くなるので、ここに関してはある種の覚悟が必要です。
長期休みがある
親の仕事は休みじゃないのに、こどもは春休み、夏休み、冬休みなどの長期休みがあります。
長期休みによりどんな問題が出てくるかというと…
- 親の毎朝のお弁当作りがしんどい
- 他の子はお出かけなどして、休みを満喫しているのに毎日学童へ行ってもらうしかない
- 子どもが毎日学童に行くのを嫌がる
今年の夏休みをどうしようかと考え、サマーキャンプなども調べてみましたが、一緒に行ける子がいなさそうなので断念しました。
結局、英語学童のサマースクールと、公立学童を併用して楽しく乗り切りました!
夏休みを乗り切った話はこちら。
小1と年少さんの夏休み。費用はまさかの18万越え。その内訳とは…
そのうち行かせたいなと思っているキッズキャンプ
⇒そらまめキッズアドベンチャー
我が家の感じている小1の壁
我が家は現在このような感じです。
- 宿題はほぼ公立学童でやってくる。忘れたりできなかったときは、帰ってきてから一緒にやる。
- 学校の支度はほぼ一人でしている
- お手紙もその日のうちに渡してもらっている(自己申告)
- 急にいわれる持ち物は今のところない、忘れたら忘れたでしょうがない←
- 平日の学校公開や個人面談は、在宅勤務&時間休や途中抜けで対応
- 6月からは一人で学校へ行き、一人で学童から帰ってこられるようになったので送迎の負担が減少
- GPSとおうちカメラで見守り、自宅のタブレットのスカイプでコミュニケーション
- 学校や学童ではすぐに友達ができた、嫌がらずに行っている(必ず行くものだと思っている)
- 学童へのお迎えはやめて、近くの子と一緒に帰ってきている
今までに1日だけ、学校から直帰をしたいというので、私が帰るまでの3時間くらいお留守番をさせたこともあります。(パパは部屋から出てこないけど在宅勤務)
そのときは様子はこちら
今日は上の子が学童に行かずに、一人で帰ってきて家で過ごした。
— よし子@時短管理職ママ(年少&小1) (@yoshiko_honnne) June 8, 2021
一人でやっていたことは
・学校の宿題
・アクアビーズ
・ピアノ
・鉄棒
・レゴプログラミング
そして勝手にお菓子4個も食べてた😂
思いの外一人を満喫してる😂
現状ではそこまでの壁は感じていませんが
- 宿題以外の学習の時間が十分に取れない(通信教材、おうち英語など)
- 夜寝るのが遅くなりがちで、週1~2回はお風呂で寝落ちする
といったところが課題に感じています。
一応、学童で「宿題+Z会5ページ」をやってくることを約束していて、できなかったら家でやることにして、なんとかZ会は継続中です。
寝落ちは、3学期になってほとんどなくなりました!
▼▼我が家のおススメ通信教材▼▼
他のブロガーさんの「小1の壁」とは?
「小1の壁」は多岐にわたるため、いろんな壁が存在します。
他のブロガーさんの小1の壁についてもぜひご覧になってみてください☆彡
他にも小1の壁に立ち向かっているワーママ・パパさんたちがいると思うと心強いですね♪
ウルフ @ 12ヶ月後に独立する2児♂のワンオペ育児アカ さん
ワーママさんではなく、2人の男の子を育てるシンパパさんです♪
梅雨時期、夏休みなどそれぞれの乗り切り方をご紹介されています!
monacooon@投資歴3年の時短勤務ママ さん
小学1年生と、2歳、0歳の3人のママさんの体験談です。
下にお子さんがいる方は特に参考になると思います☆彡
「お金で時間を買えるなら楽を取ろう作戦」で乗り切っていらっしゃいます(笑)
aco@三姉妹の働くママ さん
小学1年生の1年間を振り返っての「小1の壁」について書かれているので非常に参考になります!
学校の登校拒否や、学童行きたくない問題にぶち当たり、どのように乗り越えたかについても書かれています。
学童のお弁当を手軽にかわいくする方法はぜひ見習いたいです☆彡
まとめ
まだ、我が家は遭遇していませんが、これから「こどもだけで約束して遊びに行く問題」もあるようです。
その都度、情報収集しながら対応していきたいと思います。
この記事が小1の壁に悩むワーママのお役に立てば幸いです。
小1の壁について書かれた本もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください☆彡
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